どうも、整備士のナノです。
出かけるとき急な渋滞に巻き込まれることってよくありますよね。
大型連休のお出かけとなると更に渋滞に捕まるリスクは高まります。
そんな渋滞時に「なんでこの渋滞は起きているんだ?」
と考えたことはないでしょうか?
事故が起きていて分かりやすい渋滞の時もありますが、
なぜか混んでいるときってありますよね。
基本的にどんな渋滞も、
「流すことが出来る以上の車が通ること」で起きています。
ではなぜ流すことが出来る以上の車が通ることになるのでしょうか?
そう疑問に思いますよね。
そんな人の為に今回の記事では。
なぜ渋滞が発生してしまうのか?
渋滞が起きている時に気をつけるべきこと
について解説していきたいと思います!
Contents
渋滞が出来る理由
冒頭でも解説したとおり渋滞とは、
流すことが出来る以上の車が通ることで起きます。
もっと具体的に言うと、
道路が流せる以上の車が通ろうとした時
に詰まって出来てしまうのです。
この状況のなる時にはいくつかの種類があります。
- 工事渋滞
- 事故渋滞
- 自然渋滞
根本の渋滞の原則は一緒ですが、
これらは元となる渋滞の原因が違います。
一つずつ解説していきます。
工事渋滞とは?
工事渋滞が起きる理由は名前の通り、工事をしているからです。
道路の補修工事や、車線を増やす工事などで
渋滞に捕まってしまうことが多いと思います。
工事を行うことにより走行車線が減り交通規制がかかってしまうので
流す事が出来る車の量が減ってしまいます。
その結果渋滞してしまうのです。
ですがこの工事渋滞は、
工事の時間帯や期間が決まっているため、
分かっていると対策しやすいのが特徴です。
事故渋滞とは?
事故渋滞も工事渋滞同様に名前の通り、
事故が起きたことによる渋滞です。
事故が起きてしまうと、
事故した車両や現場検証の警察車両によって車線規制が入ります。
その規制により流す事が出来る車が減るので渋滞になってしまうのです。
この事故渋滞の厄介なところはいつ起きるかわからないこと。
車の事故なのでいつ起きるかが全く分かりません。
またいつ事故の処理が終わるかも分からないのです。
工事渋滞もそうですが、
一応交通整理の人がいるとは思いますが、
そこにたどり着くまですごく混んでいる事もありますよね。
事故渋滞で予測できるところは事故が起きそうなポイントくらいです。
大きな交差点や交通量が多い道路では事故が起きる可能性は高いです。
また帰宅時など時間帯によっても変わるので注意が必要です。
自然渋滞とは?
自然渋滞は交通量が著しく高まったときなどに起こります。
例えば流れが悪い信号や交通量が多い交差点など。
自然渋滞は一番起きる渋滞で、
対処法は時間帯や使う道路を変えるのなどしかありません。
また自然渋滞が起きている場所は
事故が起きやすい(渋滞中、交通量が多い)ので
事故渋滞も連鎖的に起こってしまう場合があります。
この2つに巻き込まれると、
ものすごく長い時間渋滞にハマってしまうことになります。
高速道路の自然渋滞
渋滞は基本的に高速だろうが一般道だろうが一緒ですが、
高速道路特有の自然渋滞があります。
それがサグ部による自然渋滞です。
高速道路も交通量が多いインターチェンジなどで自然渋滞が起きることがあります。
ですが最も多いのがサグ部による渋滞です。
サグ部とは下り坂と上り坂の切れ目のくぼみ部分の事を言います。
このサグ部の渋滞とは、
- 下り坂で上がったスピードのまま上り坂に進入
- 上り坂でスピードが下がっている車に追いつきブレーキ
- ブレーキにより後続が詰まる
- 後続もブレーキ
- ブレーキの連鎖
この順番で起きていきます。
高速道路には意外とこのサグ部が多いため
頻繁にこの自然渋滞が起きるのです。
一般道の場合は信号や低い制限速度によって回避していますが、
高速道路は信号も無ければ制限速度も高いです。
そのためサグ部による自然渋滞が起きてしまいます。
またサグ部だけでなく大きなカーブがあるところでも
同様に自然渋滞が出来てしまうので注意が必要です。
渋滞時に気をつけること
渋滞時に気をつけるべきことは3つあります。
- 車間距離
- 車線変更
- 寝ない
これらは渋滞時関係なく常に気をつけるところですが、
特に渋滞の時は気をつける必要があるのです。
車間距離に気をつける
車検距離には十分注意してください。
車検距離を詰めすぎると、
急なブレーキに対応できません。
渋滞時の運転はぼーっとしやすいので、
前の車が急ブレーキをしてくる可能性があるので、
少し余裕を持った車検距離を開けましょう。
また最近は車検距離を詰めすぎると、
煽っていると勘違いされてしまう可能性あります。
渋滞時でも神経質な人は気にするので、
注意したほうが良いです。
車線変更に気をつける
渋滞時の車線変更は周りの車が動いていない分、
無理な車線変更になりがちです。
渋滞時に車線変更をしても、
渋滞から抜けられるスピードはそんなに変わらないため、
無理な車線変更は避けたほうが良いと思います。
またこれも場合によっては煽り運転と勘違いされてしまいます。
車同士の狭い間に入ると擦ったりトラブルに発展するかもしれないので、
よっぽどなことが無い限り同じ車線にいるようにしましょう。
睡眠には気をつける
これは基本のキですが、
寝ちゃわないように気をつけましょう!
車間距離の急ブレーキの説明でも説明しましたが、
渋滞中はどうしてもぼーっとしてしまいます。
やることがなく同じ景色なので眠くなってしまうんですよね。
もし眠くなった時は窓を開けたり、
音楽の音量を上げたりして対処するのが良いと思います。
まとめ
今回は渋滞の理由について解説しました。
渋滞とは
「流すことの出来る以上の車が通ること」
で起きてしまうものです。
具体的な種類は
- 決められた時間や場所で仕方なく起きる工事渋滞
- 不運な出来事で流れが淀んでしまう事故渋滞
- 自然と流れが悪くなってしまう自然渋滞
がありました。
また高速道路にはサグ部という
「下り坂と上り坂のくぼみの場所」
で起きてしまう自然渋滞もありました。
渋滞にハマってしまったときに気をつけるべきは
車間距離を詰めず、無理な車線変更もせず、寝ないで運転することです。
これだけ渋滞についてわかっていれば、
渋滞の対処法も自ずと分かってくると思います。
渋滞と上手く付き合って、
なるべくストレスのないカーライフにしましょう!
今回の記事で渋滞が出来る理由が分かった人がいれば幸いです。