どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
- 車のタイヤってどんな種類があるの?
- 自分の車にどんなタイヤをつければいいんだろう?
と疑問に思ったことはないでしょうか?
スタッドレスやサマータイヤなど、呼び名が沢山あって分からなくなりますよね、
実はタイヤは季節ごとや目的に応じて必要なタイヤの種類が変わってくるのです。
また車の種類によっても使うべきタイヤも変わってきます。
そのためタイヤは様々な種類が用意されているのです。
今回の記事ではそんなタイヤの種類や、タイヤの構造について解説していきたいと思います!
Contents
タイヤの構造の違い【ラジアルとバイアス】
タイヤには構造による種類の違いがあります。
それがラジアルタイヤとバイアスタイヤです。
バイアスタイヤは昔のタイヤ構造で、比較的簡単に製造することが出来る上に低速時の扱いやすさから、バスやトラック、バイクなどに採用されています。
消耗が激しい商用の車に履かせることが出来るので、製造コストが安いのは大きなメリットとなります。
ラジアルタイヤはバイアスタイヤに比べて、
- 操縦性、安定性に優れる
- 発熱が少ない
- 転がり抵抗が少なく燃費性に優れる
- 耐摩耗性に優れる
- スリップが少なく、けん引力が大きい
- 高速での乗り心地が良い
などこれらの性能が高いため、現在の車の主流タイヤはラジアルタイヤです。
夏タイヤ(ノーマルタイヤ)とは?
夏タイヤ(ノーマルタイヤ)とは、純正からついているよく見かけるタイヤのことです。
名前の通り夏のシーズンに使い、降雪地帯でない場合は一年間ずっと使う方もいます。
夏タイヤは乾いているアスファルト・濡れているアスファルトに強く、それぞれをドライ性能、ウエット性能と呼びます。
その性能が高ければ高いタイヤほど路面をグリップしてくれるのです。
また夏タイヤ(サマータイヤ)は種類が豊富で、燃費向上を意識して作られたエコタイヤや、静粛性能が高いコンフォートタイヤなどがあります。
基本的に雪の上などを走ることを想定して作られていないので、雪の上や氷の上では滑ってしまいます。
それらを走るために作られたタイヤが次に紹介するタイヤです。
冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)とは?
冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)とは
雪上、氷上を走ることを想定して作られたタイヤです。
名前の通り冬のシーズンに使います。
あまり雪が降らない地域でも、冬の時期になると気温により路面が凍っている(アイスバーン)可能性があるので冬の季節は夏タイヤと履き替えることをオススメします。
またこのタイヤを一年間通して履くことはオススメしません。
なぜなら夏タイヤほどウエット性能が高くないからです。
乾いている路面であればある程度走ることはできます。
ですが濡れている路面をこのタイヤで走ると、とても滑りやすく事故に繋がる恐れがあるのです。
季節でタイヤを使い分ける人は、シーズン終了後に夏タイヤに履き替えるようにしましょう。
オールシーズンタイヤとは?
オールシーズンタイヤとは、名前の通りどんな季節でも一年を通して使えるタイヤのことです。
夏タイヤと冬タイヤの性能を兼ね備えたタイヤで、季節や天候に左右されない使い勝手がいいタイヤです。
季節ごとのタイヤに比べると全体的な性能は勝るものの、路面ごとで性能をみると劣っているため注意が必要です。
特に冬タイヤと比べると性能の差は歴然です。
冬タイヤは雪上氷上どちらにも対応していますが、オールシーズンタイヤはアイスバーンのような氷上ではあまりグリップしません。
積雪や凍結がある地域の方の方は、スタットレスタイヤを装着することをオススメします。
まとめ
今回はタイヤの種類について紹介していきました。
タイヤの種類の違いをまとめると
- タイヤの構造にはラジアルとバイアスがある
- 夏タイヤは晴れの日や雨の日に強い
- 冬タイヤは雪上や氷上に強い
- オールシーズンは平均的な性能
となります。
ラジアルとバイアスの構造については、そんなに気にすること無く知識として覚えておけばいいと思います。
オールシーズンタイヤは幅広く使えて使い勝手の良いタイヤですが、夏タイヤや冬タイヤの長所に比べると劣る点も出てくるので注意が必要です。
また夏タイヤと冬タイヤに関しても、年数や溝の状態で性能が変わってきます。
それらの状況を知るためにも定期的な点検が必要ですね。
車の半年点検って必要なの?半年点検の重要性について整備士が徹底解説!
タイヤは地域、季節、目的に応じて適切なものを選ぶことが大切です。
タイヤの種類を知ることによって目的に応じたタイヤを選べると思います!
また選び方に関してもネットを使って安く購入したり、取り付けしたり出来るので、参考にしてみると良いと思います。
適切なタイヤを選び楽しいカーライフを送りましょう!!!
今回の記事がタイヤの種類について知りたい人の参考になれば幸いです。