どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
車のメンテナンスで欠かせないのがオイル交換ですよね。
そのなかでもオイルエレメントも一緒に交換する場合「メーカーの純正品を使うのか?」「社外品を使うのか?」で悩む人も多いと思います。
なので2つの違いについて知りたい人が多いと思うのですが、純正品と社外品の大きな違いは値段です。
- フィルターの折り込み数
- フィルターの素材
- 目の細かさ
- バイパス通路の有無
その他の違いで言うとこれらがあります。
今回の記事ではそんな純正品と社外品のオイルエレメントの違いについて詳しく解説していきたいと思います!
オイルエレメントってなに?交換時期や交換費用を整備士が解説!
Contents
オイルエレメントの役割とは?
オイルエレメントの役割はゴミの除去です。
エンジン内部を循環するエンジンオイルですが、その循環する過程で様々な汚れを取り除いて、エンジンをキレイな状態を保ってくれています。
エンジンオイル自体に汚れの吸着能力はあるもの、それではエンジンを内部の汚れを完全に取ることは出来ません。
そのためオイルエレメントがエンジンオイルを濾過する形で汚れの除去の役割を担っているのです。
またオイルエレメントがエンジンオイルの汚れを吸着することによって、エンジンオイルは更にエンジン内部を洗浄して汚れを絡め取ることが出来るので、エンジン内部をキレイに保って性能を維持させるために必要なのです。
オイルエレメントの純正と社外品の違い
オイルエレメントの純正と社外品の大きな違いは値段です。
これは言うまでもなく、社外品が安いです。
その次にある違いが構造の違いです。
純正と社外のオイルエレメントは、使っている部品は基本的に一緒だけど構造に違いがあります。
- フィルターの折り込み数
- フィルターの素材
- 目の細かさ
- バイパス通路の有無
これら4つは性能への違いこそ少ないものの、純正と社外品では違ってくる部分です。
性能の違いがそこまでないので、値段の違いはこの構造の違いというよりメーカーのブランド力に起因してきます。
ただやはりメーカーなので、聞いたことの無いブランドのオイルエレメントよりは安心して使うことが出来ると思います。
メーカーより社外品が優れているところは?
メーカーより社外品が優れていることは、性能やコスパなど選択の自由があるところです。
メーカーは一般的な性能を目指して作っているけど、社外品はコスパに優れた仕様のエレメントを作ったり、逆に汚れの吸着力が強いエレメントを作ったりもできます。
そのためメーカーより安価にオイルエレメントを提供することが出来るし、メーカーよりさらに性能の良いオイルエレメントを提供することが出来るのです。
これはユーザー側にとって良いことで、
- 安全性を取りたいのであれば純正品
- コスパや性能を取るならば社外品
といったふうに、選択する自由があるので自分の用途にあった選択をすることができます。
【結論】純正と社外どっちのオイルエレメントがいいの?
どっちのオイルエレメントが良いかは、自分の用途によって変わってきてしまうところですが、僕的にオススメなのは社外品です。
社外品はそのコスパの良さから、エンジンオイル交換するごとにエレメント交換することもできますし、自分の車を気遣うのならより性能の良いエレメントを使うことが出来るからです。
それに比べて純正品は品質や安全性が保証されていますが、値段が効果です。
その値段に見合った性能が感じられないので、僕は社外のオイルエレメントが良いと思います。
まとめ
今回の記事ではオイルエレメントの純正と社外について解説してみました。
純正と社外の大きな違いは値段ですが、他にも構造的な細かい違いはあります。
そのため安全性や信頼と言った面では純正品のオイルエレメントがいいのですが、コスパに優れているオイルエレメントの方が使い勝手がいいため、僕的にはオススメです。
また社外品の方がエレメントに対して行えることが多いので、性能やコスパを求めることが出来る部分も魅力的だと思います。
ただこれは好みでもありますし、自分がよく行く整備工場が取り扱っているエレメントによっても変わってきてしまうと思います。
そのため違いをよく把握した上で、自分の判断基準で選択することが大切です。
なによりエンジンオイルもエレメントも交換することが何よりも大切なので、その部分を忘れないようにしましょう。
今回の記事がオイルエレメントの純正と社外の違いについて知りたい人の参考になれば幸いです。