どうも、整備士のナノです。
タイヤって色々種類が合って選びにくい
値段だけできめてしまってもいいのだろうか?
と疑問に思った事はありませんか?
タイヤは主に
- 夏タイヤ(ノーマルタイヤ)
- 冬タイヤ(スタットレスタイヤ)
この2つにわけることが出来ます。
冬タイヤならある程度用途が決まっているので選びやすいですが、
夏タイヤは膨大な種類があり、それぞれ用途や目的が違います。
種類によっても値段の差が激しいのでそこも悩みどころだと思います。
年間を通して履く夏タイヤ(ノーマルタイヤ)だからこそ、
しっかりと目的を抑えて選びたいですよね。
そんな人のために今回の記事では、
タイヤ性能の意味
タイヤを選ぶ目的
について解説していきたいと思います!
Contents
グリップ性能
タイヤがどれだけ路面に力強く接地してくれるか?という性能がグリップ性能です。
タイヤが路面に食いつけばその分滑る心配が無くなり安心に運転することが出来ます。
また交差点を曲がる時やカーブを曲がるときの安定性も増します。
この性能をドライグリップ性能と言います。
このドライグリップ性能を突き詰めたのがスポーツタイヤと呼ばれるものです。
ただ基本的にタイヤは表面温度が高まれば転がり抵抗が増えて、
より路面にくっつこうとするので、
そこまでドライグリップ性能を気にする必要はありません。
ドライグリップ性能より気にしなければいけないのが、
ウェットグリップ性能です。
ウエットグリップ性能
ウエットグリップ性能とは、濡れた路面をタイヤがどれだけグリップしてくれるか?
という性能のことを言います。
この性能がグリップ性能で一番大切です。
ウェットグリップ性能とはメーカーがテストを重ねて決めているもので、
タイヤに張り付いているラベルやメーカーページで簡単にわかります。
![](https://nanoblogj.com/wp-content/uploads/2019/07/-e1563552226817-300x136.png)
濡れたアスファルトやマンホールは、
乾いている路面(ドライな路面)に比べてとても滑りやすくなっています。
この性能が低いタイヤ、タイヤの溝が減って性能が低下しているタイヤが、
濡れた路面を走ると滑ってしまいます。
ほとんどのタイヤはある程度の性能を持ち合わせていますが、
この部分が心配な人はウェット性能が高いタイヤを履くことをオススメします。
と同時にタイヤの溝もウェットグリップ性能に関係してくるので、
定期的な点検が必要となります。
低燃費性能
低燃費性能とはタイヤの転がり抵抗を抑えることによって、
車の燃費を抑える性能の事を言います。
この性能が高いのがエコタイヤ(低燃費タイヤ)です。
エコタイヤは低燃費性能とウェット性能を兼ね備えた高性能タイヤで、
最近のタイヤの主流となっています。
乗り心地のよさ
乗り心地とは呼んで字の如く、乗っている時の快適性ということです。
この快適性を追求したタイヤのことをコンフォートタイヤと言います。
さらに追求したタイヤをプレミアムコンフォートタイヤと呼びます。
乗り心地の良さを決める2つのポイント
- 路面衝撃の吸収性
路面の凸凹を車に与えないために衝撃を吸収する性質
- 静粛性
道路を走る時に出る音(ロードノイズ)を低減させる性質
これら2つを兼ね備えて追求することが車の乗り心地と快適性に繋がります。
ただこれら2つはサスペンション交換や、
ドアとドアの隙間を埋めるなどでも解決してしまうのも事実です。
今まで以上に追求したい人や簡単に快適さを求める人にオススメだと思います。
まとめ
今回は夏タイヤに関する様々なポイントを紹介していきました。
これによって自分が夏タイヤに求める目的が見えてきたのでは無いでしょうか?
性能と目的をまとめると
- エキサイティングな走りをしたい人はスポーツタイヤ(グリップ性能)
- 低燃費を求める人はエコタイヤ(低燃費性能)
- 快適性を求めたい人はコンフォートタイヤ(乗り心地)
という感じになります。
安心出来るタイヤであれば何でも良いという人は、
エコタイヤを選ぶことをオススメします!!
また最後に注意してもらいたいのは値段だけでタイヤを選ぶことです。
タイヤは走る上で非常に重要な部品です。
これがないと車は走りません。
なので値段の安さだけに惹かれてタイヤを買うことはオススメ出来ません。
値段で選ぶ際は、
メリット・デメリットを理解した上で選びましょう。
今回の記事が車のタイヤ選びに悩む人の参考になれば幸いです。