どうも、整備士のナノです。
- バッテリーの寿命が来ちゃったけど交換方法が分からない
- バッテリー交換の料金が高いから自分でやりたい
そう思っている方も多いのではないでしょうか?
バッテリー交換の料金はバッテリーサイズや、お店、性能によって決まってきます。
値段が高くて尻込みしてしまうのなら、自分で交換するのもアリだと思います。
やり方と注意するポイントを抑えればそんなに難しくありません!
ということで今回はバッテリー交換の方法を解説していきたいと思います!
普通のバッテリー交換と同時に、僕自身が行っているやり方も合わせて紹介しますね!
Contents
一般的なバッテリー交換方法
一般的なバッテリー交換はボンネットを開けて、
そのまま交換する方法です。
- エンジンが切れていることを確認
- ボンネットを開ける
- バッテリーストッパーを外す
- マイナス端子を外す
- プラス端子を外す
- バッテリーを交換
- プラス端子から逆手順でつけていく
これが大まかな手順です。
文字だけ見ると簡単ですよね?
実際にやってみても結構簡単です。
慣れてくると10分も掛からずに作業が出来ます
ですがバッテリーは電池と同じで多くの電気を溜め込んでいます。
そのため作業をする際には注意が必要です。
この手順の中で注意すべきポイントは、
- マイナス端子から外す
- 車両側の配線保護
- 端子同士をくっつけないこと
の3つです。
マイナス端子から外す
手順にも書いてある通り、バッテリー交換は必ずマイナス端子から外してください。
なぜマイナス端子から外すのかというと、先に外すことによってショートする可能性を大幅に下げる事ができます。
マイナス端子が繋がった状態でプラス端子を外そうとすると、工具を介してボディーやその他の金属に当たった時にショートしてしまうのです。
逆にマイナス端子から外してしまえば、プラス端子を外す際にボディーにあたってもショートしません。
そのためバッテリーを取り外す際は、マイナス端子から取り外し作業するべきなのです。
逆にバッテリーを着ける時はプラスからつけます!
その理由もマイナス端子から外す理由と同じです。
車両側の配線保護
車両側の配線保護はバッテリー脱着の際に配線に傷つけないためです。
バッテリーサイズにもよりますが、それなりの重さがあるバッテリー。
それをあのエンジンルームで脱着しなくてはなりません。
もしかするとよろけてしまって配線を挟む可能性もあるので、配線の保護が大切になってきあmす。
また配線を保護することによって、不用意な端子同士の接続を回避することも出来ます。
端子同士をくっつけないこと
意外とやってしまいがちな端子同士の接触。
先程も少し解説したのですが、
端子同士をくっつけるとショートして大きな火花が出ます。
これは大変危険なので安全のために注意しましょう。
というのも僕は昔、端子同士をくっつけて工具をダメにした経験がありますw
その車はいつもやり慣れている車種だったので、特に深く考えることもなくやっていた時にショートさせてしまいました。
怪我こそなかったものの、
流れた電気で工具の一部分が溶けてしまい使えなくなってしました。
油断している時によくやりがちなので、交換する際は油断せず作業しましょう!
整備士のバッテリー交換方法
- エンジンを掛ける
- ボンネットを開ける
- バッテリーストッパーを外す
- マイナス端子を外す
- プラス端子を外す
- バッテリーを交換
- プラス端子から逆手順でつけていく
一般的なバッテリー交換方法との違いが分かるでしょうか?
違うところはエンジンを掛けながらやるところです!
なぜエンジン掛けながらやるという危ない方法で行うのかというと、
バックアップ電源を確保するためです。
実はバッテリーはエンジンがかかってない状態でも一部の部品には電気を送っています。
主にオーディオや時計に電気を送っていて、この電気が途絶えるとバッテリー交換前の設定が消えてしまうことがあるのです。
(例:ラジオの周波数メモリー、時計など)
エンジンを掛けっぱなしで交換することによってオルタネーターが発電して、
その電気をバックアップ電源として使用するため履歴や設定が消えずに済むのです。
ですがこのやり方は一般的なやり方と比べて危険です。
危険な分注意すべきポイントが増えます。
- マイナス端子から外す
- 車両側の配線保護
- 端子同士をくっつけないこと
- ファンベルトに巻き込まれないこと
- エンジンに触らないこと
一般的な交換方法にくらべて新たに2つ注意すべきポイントが増えました。
ファンベルトに巻き込まれないこと
エンジンかけっぱなしで交換する場合は、ファンベルトに巻き込まれないようにしましょう。
エンジンが動いている以上ファンベルトも動いています。
巻き込まれにくい場所にファンベルトがあったりするのですが、作業中はどうしても集中してしまうので服などが巻き込まれやすいです。
ファンベルトに巻き込まれることは大変危険なので十分注意してください。
また巻き込まれてしまうとファンベルトや、ファンベルトを回しているプーリーなどにもダメージがいくことになるので、バッテリー交換どころではありません。
そのため怪我もただじゃ済まないので、一番気をつけてください!
エンジンに触らない
エンジンかけながら交換する際はエンジンに触らないでください。
掛けはじめであればエンジンが温まっていないので大丈夫ですが、時間が経つとエンジンが温まってくるので触るとやけどします。
バッテリーが付いている位置は、エンジンに近いので注意が必要です。
まとめ
今回はバッテリーの交換方法を紹介しました。
バッテリー交換はあんまり難易度の高い作業ではないですが、電気に関係する部分なので危険ではあります。
どちらの方法でも自分でバッテリーの交換作業を行う場合は、もう一度記事を見直して注意点を確認してから行ってください。
自分で交換するのに自信がない人は、修理工場に頼むのも一つの手だと思います。
今回の記事がバッテリーの交換方法を知りたい人の参考になれば幸いです。