どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
「ボディはいつも綺麗にしているけどヘッドライトだけ汚い」
「徐々に汚くなってきているヘッドライトレンズをどうにかしたい」
これに悩んでいる人って結構多いと思います。
(中にはヘッドライトの黄ばみは諦めてしまった人も。。)
車のボディが汚れているなら洗車でなんとかなるけど、「ヘッドライトレンズだと洗車でキレイにならないしめんどくさそう。」と思ってしまいますよね。
実はヘッドライトのレンズは磨くことによって、キレイに黄ばみや曇りを取ることが出来るのです!
そのため今回の記事では、
なぜヘッドライトが黄ばんでしまうのか?
ヘッドライト黄ばみ取りの方法
について詳しく解説していきたいと思います!
Contents
ヘッドライトの黄ばみとは?
そもそもヘッドライトの黄ばみってなに?って方のために説明します。
ヘッドライトの黄ばみとは、レンズが透明の状態から汚れてしまって、
曇ってしまったり黄ばんできてしまうことです。
ヘッドライトは車の目なので、ここが黄ばんでいると車の見た目が締まらず、
せっかくボディが綺麗でもかっこ悪く見えてしまいます。
ヘッドライトが黄ばむ原因
ヘッドライトが黄ばんでしまう1番の原因は紫外線です。
ヘッドライトのレンズはポリカーボネートと言われる樹脂で出来ていて、紫外線に弱く傷が付きやすい樹脂です。
そのため長く車に乗っていると紫外線の影響を受けて、ヘッドライトレンズが黄ばんできてしまうのです。
また長く乗っている分洗車回数も増えて、その洗車で徐々にポリカーボネートが傷つき黄ばんでいってしまいます。
ヘッドライトが黄ばんでいる事のデメリット
ヘッドライトレンズが黄ばんでいる事のデメリットは
- 見栄えが悪い・かっこ悪い
- 夜間走行時に前が見にくい
- 車検に通らない場合もある
この3つです。
見栄えに関してはさっきも説明しましたが、どことなく締まらなくてダサくなってしまいます。
また見栄えだけでなくヘッドライトレンズが黄ばんでいると、夜間走行時にライトを付けても光が弱く前が見にくくなります。
これでは安全に走ることが出来ませんよね。
さらにライトの光が弱いと車検に通らない場合があります。
車検の目的は「車検時に国が定める保安基準に適合していること」
走行時に前が見にくくなるレベルまでヘッドライトが黄ばんでいると、安全に走行することが出来ないと判断されて保安基準に適合しないこともあるのです。
なのでヘッドライトの黄ばみは、見栄えだけでなく安全面から見ても綺麗にしたした方がいいのです。
ヘッドライト黄ばみを取る方法
ヘッドライト黄ばみを取る方法は冒頭でも説明したとおり、磨くしかありません。
この磨きには大まかなやり方が2つあります。
- ヘッドライトクリーナーで磨く
- 耐水ペーパー(紙やすり)で削って綺麗にする
この2つの差は手間と仕上がりの差です。
ヘッドクリーナーで磨いた方が楽に綺麗に出来ます。
ですが耐水ペーパーから削っていく方が手間は掛かるものの、確実に綺麗に仕上がります。
この部分をふまえながら、2つの方法を解説します。
ヘッドライトクリーナーで磨く
ヘッドライトクリーナーを簡単に説明すると、黄ばみをとるコンパウンドのことです。
中にはコンパウンド不使用のものもありますが、基本コンパウンドが入っています。
これで磨くメリットはお手軽さ。
全体的に黄ばんでしまっているヘッドライトでも、両方大体30分位である程度綺麗に出来ます。
慣れてくると両方合わせて15分くらいで施工できてしまいます。
またクリーナーにはコーティングも同時にしてくれるのが多いので、それを使うのが良いと思います。
デメリットは仕上がり完璧ではないこと。
仕上がりと言っても、もう一つの方法と比べてなのですが完璧に綺麗ではないです。
時間を掛けていけばある程度の綺麗さにはなります。
ですが時間がかかりすぎてしまうので、仕上がりを求めるのであればもう一つのやり方の方が良いと思います。
耐水ペーパーで削って綺麗にする方法
耐水ペーパーでヘッドライトを綺麗にしようとすると、すごい手間が掛かります。
この方法は磨きというより表面を削っていくというやり方なので、どうしてもクリーナーと比べると手間がかかってきてしまいます。
耐水ペーパーでやる時は、最初はある程度目が粗い#600くらいから初めて、徐々に番手を上げていきます。
徐々に番手を上げて行き曇りや汚れをとって、レンズ表面をならして綺麗にしていくのです。
なのですごい手間が掛かってしまいます。
どうしても完璧に綺麗に仕上げたいのであればこのやり方はおすすめです!
ただ耐水ペーパーで削っただけの表面は樹脂の下地丸見えで、紫外線や汚れに更に弱い状態なので、コーティングをして綺麗さを保てるようにすると良いと思います。
その時に役に立つのがヘッドライトクリーナー。
簡単に磨いて綺麗にすることも出来るクリーナーですが、この方法でもコーティングが仕上げに使うことが出来ます。
クリーナーを使えば、仕上げをしながらコーティングが出来るのですごくオススメです。
作業する時の注意点
これは2つのやり方に共通して言えることですが、ヘッドライトの黄ばみとりをやる時はボディーを磨かないように気をつける!
初めての作業だったりするとヘッドライト周りのボディを傷つけてしまうので、慣れていないうちはマスキングテープなので養生しておくと良いです。
まとめ
今回はヘッドライトの黄ばみとりについて解説しました。
この記事で伝えたかったのは
- 黄ばみは紫外線から生まれる
- クリーナーを使って磨くと楽
- 耐水ペーパーのやり方は仕上がりが良い
この3つです。
紫外線から車を守ることが有効な予防ですが、中々それは難しいですよね。
なので定期的にヘッドライトを綺麗にすることが大切です。
黄ばみを取る方法も、自分に適したやり方で行うのが良いと思います!
今回の記事がヘッドライト黄ばみに悩む人の参考になれば幸いです。