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低燃費オイルって何?低燃費オイルの効果やメリット・デメリットを解説!

どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。

 

車を乗り続けていく上でメンテナンスは必須で、その中でも特に重要なのがオイル交換。

このオイル交換の時によくある悩みとして「どのオイルを使えばいいの?」という悩みがありますが、ハイブリット車やアイドリングストップが搭載されている最近のエコカーなら、低燃費オイルを使用するのが一番良いです。

なぜならそれらの車に使うと低燃費オイルは燃費向上の効果が見込めるからです。

逆にエコカー以外の普通のガソリン車や昔のターボ車(スポーツ系)に入れてしまうと、熱ダレでエンジン内部の潤滑がうまくいかず、エンジンが壊れてしまう可能性があるので注意が必要です。

今回の記事ではそんな低燃費オイルの効果や注意点、メリット・デメリットについて詳しく解説していきたいと思います!

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Contents

低燃費オイルとは?

低燃費オイルとは低粘度オイルとも呼ばれることがあり、その名の通り低粘度(サラサラ)なエンジンオイルで低燃費効果が見込めるオイルの事を言います。

粘度とはオイルの硬さを表していて、よく一般的に使われる「5w-30」という粘度指数で解説すると、「5w」というのが温度が低い状態の粘度のことで「30」というのが高温時でも性能を保てる数値を指しています。

(「5w」のwはWinter(冬)を指していて低温状態という意味で使われています。)

このオイルの粘度指数でいうところの「5w」が低いほど低温時のオイルがサラサラしていて、「30」の値が高いほど高温時でもオイルの性能を維持してくれます。

低燃費オイル(低粘度オイル)はこの粘度指数が2つとも低いオイルのことで、主に「0w-20」「5w-20」といった粘度指数のオイルが低燃費オイルと呼ばれています。

低燃費オイルの効果・使うメリット

低燃費オイルは先程から解説しているみたいに、燃費の向上が期待できるエンジンオイルです。

このオイルはハイブリット車やアイドリングストップ車など、エンジンの動力に頼りすぎない最近のエンジンに適しています。

オイルの粘度指数を下げることによって、エンジンが低温時の状態での始動抵抗や動いている時の内部の回転抵抗を抑えることで低燃費を実現しています。

またオイルの粘度が低いため内部を循環して潤滑する性能にも優れているため、エンジンに優しいオイルなのです。

ハイブリット車やアイドリングストップ車は頻繁にエンジンのオン・オフを行うけど、走行するのに必要な動力の大半をエンジンが担っていないため、エンジンの負担が少ないです。

そのため低粘度のエンジンオイルにしても熱ダレ(熱による性能の低下)による潤滑不足を起こしにくく、高頻度で行われるエンジンのオン・オフに最適なエンジンオイルを使うことが出来るのです。

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低燃費オイルの注意点・使う時のデメリット

低燃費オイルを使う時注意する点(デメリット)は熱に弱いことです。

低燃費オイルは粘度が低いからハイブリット車などに最適なエンジンオイルなのですが、少し前のガソリン車やターボ車(スポーツ系)に使用すると、熱ダレ(熱による性能の低下)による潤滑不良が起きてしまいエンジンのオーバーヒートを招く可能性があります。

低燃費オイルの粘度指数(0w-20など)からも分かるようにあまり高温状態に強い粘度ではありません。

そのため少し前のガソリンエンジンの動力だけで動く車や高排気量の車、スポーツタイプの車に入れてしまうとエンジンが高温になりすぎて、低燃費オイルだと熱ダレを起こしてしまうのです。

これらの車は高粘度のエンジンオイルがメーカーに指定されているので、そこをしっかりと確認して熱ダレなどが起きないように注意してエンジンオイルを選ぶ必要があります。

粘度以外にもオイル選びに重要なベースオイルについて確認する

まとめ

今回は低燃費オイルのメリット・デメリットについて解説してみました。

低燃費オイルは普通のオイルと比べて低粘度指数のエンジンオイルで、ハイブリット車やアイドリングストップ車など最近のエコカーに入れると燃費向上効果が見込めます。

ですが逆にエコカーではないエンジンに入れてしまうと熱ダレで内部の潤滑不良を起こす可能性があるので、注意しなくてはなりません。

エンジンオイルはその車種ごとに決められた粘度指数や適したオイルがあるので、自分の車にあったエンジンオイルを選ぶようにしましょう。

今回の記事が低燃費オイルについて知りたい人の参考になれば幸いです。

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