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ラジエーターの漏れ止めって効果あるの?漏れの原因や 注意点について解説!

どうも、整備士のナノ(nanoj5512)です。

 

冷却水(クーラント液)が漏れてしまうと、エンジンを冷やすことが出来なくなり、エンジンはオーバーヒートしてしまいます。

それを未善に防ぐために点検は必要なのですが、どうしてもホーズゴムの経年劣化やラジエーターの腐食により冷却水が漏れてしまうことがあります。

そんなときに応急処置として使われるのがラジエーターの漏れ止め剤。

これは小さい穴からの漏れに効果を発揮し、初期段階の応急処置であるなら適切ですが、あまりにひどくなってしまうと意味がありません。

また使い方を間違えると逆に冷却水ラインを詰まらせてしまい、オーバーヒートに繋がる可能性もあるのです。

今回の記事ではそんなラジエーターの漏れ止めについて詳しく解説していきたいと思います!

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ラジエーターから冷却水が漏れる原因

ラジエーターから冷却水が漏れる原因は漏れてしまう場所によって違います。

漏れてしまう場所は主にこの3つです。

  • ラジエーター本体
  • ラジエーターホース
  • ウォーターポンブ

ラジエーター本体から冷却水が漏れてしまう原因は、ラジエーターの素材が腐食や劣化によってつなぎ目が漏れたり、走行中に石が当たってそこから漏れてくる場合もあります。

ラジエーターホースで冷却水が漏れる原因は、ゴムの劣化です。

ゴムホースの劣化によりヒビや亀裂が入ったり、ホースバンドが抜けてしまったりして、冷却水が漏れることがあります。

ウォーターポンブが原因で冷却水が漏れているときは、冷却水が劣化によってうォーターポンブ内部がサビさせてしまったり、距離や年数などの消耗で漏れてしまうのです。

ラジエーターの漏れ止めとは?

ラジエーターの漏れ止めはそのままの意味で、ラジエーターから漏れ出てくる冷却水を止める効果があります。

漏れ止めの内容物によって、冷却水の漏れを止める方法は違います。

昔は入れる事で冷却水の粘度を上げて、漏れる部分に被膜を作る漏れ止めが主流でしたが、最近では液体を固めてフタを作るタイプが主流です。

この蓋を作るタイプは、漏れ部に水を漏らしてその後漏れた水を固めるというタイプで、冷却水に繊維などを含ませる事で漏れ止めを可能にしてます。

ラジエーターの漏れ止め剤は効果ある?

ラジエーターの漏れ止め剤は全ての漏れを止めるものではありません。

ラジエーターホースに空いた小さな穴や、ラジエーター本体やウォーターポンプの滲みなどに効果があります。

小さい穴や滲みを塞いでくれるため、漏れ止めは応急処置として入れる人が多い傾向にあります。

ラジエーターの漏れ止めの注意点

ラジエーターの漏れ止めには注意すべき点があります。

ラジエーターの漏れ止めは粘度を上げたものや、樹脂や繊維を含んでいるものがあります。

それらを規定量以上入れたり、必要のない時(漏れてない時)に入れてしまうと、冷却水ラインを詰まらせてしまう恐れがあります。

詰まってしまうとエンジンがオーバーヒートしてしまうので、漏れ止めの取り扱いには注意しましょう。

まとめ

今回の記事では冷却水の漏れ止めについて解説してきました。

漏れ止めは小さい穴や滲みに効果のある製品で、使い方を間違えなければ冷却水漏れの応急処置に使えます。

逆に間違えてしまうとオーバーヒートなどに繋がりかねないため、しっかりと注意して使用しましょう。

今回の記事が冷却水の漏れ止めについて知りたい人の参考になれば幸いです。

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