どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
車検時によく勧められたり、洗車機のコースに入っていることが多い下廻り洗浄。
普段気にしていない部分だけあって、車検時に錆止めを勧められたり見つけた時にやってしまいがちですよね、
ですが効果ってどのくらいあるのでしょうか?
どちらも車をリフトで上げたりしないといけない、見えない部分なので分かりにくいですよね。
そんな人のために今回の記事では、車の下廻りの洗浄や錆止めの必要性などについて解説していきたいと思います!
Contents
車の下廻りを洗浄・錆止めをする必要性
車の下廻りを洗浄したり錆止めするのは大切です。
特に降雪地帯に住んでいる人や、海の近くに住んでいる人は下廻りの洗浄と錆止めをするべきです。
なぜなら車の下廻り及び足廻りはサスペンションやタイロッドなど、金属部品で構成されているからです。
金属部品は降雪地帯で巻かれている塩化カルシウムに弱く、雪を巻き上げたまま走行してしまうので普通の路面と比べて下廻りが錆びやすいです。
また近くに海がある家だと潮風などの塩害にも気をつけなくてはいけません。
さらにこれらは塩害や降雪地底でしたが、スノーボード行ったり海に遊びにいくなどアクティビティに車を使う人も下廻りには気を付ける必要があります。
下廻り洗浄のやり方
先にも触れたとおり、下廻り洗浄や大切でした。
実際にどうやって下廻りの洗浄を行うかというと、方法は2つあります。
- 人の力で洗う
- 下廻り洗浄機能のついた洗浄機で洗う
この2つです。
人の力で洗う時にも2つやり方があるのですが、多くの場合地面に接地した状態からホースで下廻りを洗っています。
ただこの方法では体制などが厳しくなるし、そこまで綺麗になりません。
その方法より綺麗になるのがリフトで上げてタイヤを外して行う下廻り洗浄です。
これは車検時など時間がかかる作業の時にやる方法なのですが、リフトで車を上げているので汚れを狙い撃ちしやすく、一番綺麗になります。
下廻り洗浄機能がついた洗車機で洗うのは、地面に接地した状態で行う下廻り洗浄よりかは綺麗になります。
この方法はリフトに掛かっていませんが、機械は真下から高圧洗浄しているからです。
ですが下廻り洗浄機能がついた洗車機がまだまだ普及していないので、その点はデメリットだと思います。
降雪地帯や海に近くない人の下廻り洗浄を行うタイミングは、雪道を走行したあとor海の帰りがベストです。
既に防錆処理を行っているのなら大丈夫ですが、行っていない場合はこのタイミングで下廻りを綺麗にするのがオススメ。
錆止めのやり方
下廻りの錆止めはシャシーパスタなどと言われています。
下廻りの錆止めとは、下廻りの金属部分に厚塗りの塗料を吹き付けることで、外気や雪などの影響を受けなくして防錆処理をすることです。
この時必ず下廻り洗浄を行ってから錆止めをします。
車検時に提案される下廻りの錆止めは、リフトに車を掛けて下廻り洗浄をした跡に、防錆処理の塗料を塗っています。
車検時の提案で下廻りの防錆処理の値段が高いのもこのやり方が原因です。
もちろん防錆処理の厚塗り塗料代も含まれていますが、この手順で行うので時間が掛かり工賃が高くなってしまうのです。
足廻りだけ防錆処理をするメニューもありますが、よく雪山に行ったり海に行く人は下廻りの防錆処理をしておくと安心です。
まとめ
今回は下廻り洗浄と錆止めにかんして解説していきました。
下廻り洗浄や防錆処理は降雪地帯や海の近くに住む人には必須のメンテナンスで、それ以外の人でもよく雪道を走る人や海に行く人は、洗車機洗浄でもいいから錆びないようにすると良いと思います。
防錆処理の下塗りパスタを行う場合は費用は高くなってしまうものの、しっかりと技術のあるところでやる必要があります。
特にこの作業は時間がかかるので、車検時の見積もり時にお願いして一緒にやってもらうようにしましょう!
今回の記事が下廻り洗浄や錆止めについて知りたい人の参考になれば幸いです。