どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
エンジンを始動する時に必要不可欠なバッテリー。
出先で急なバッテリーあがりや、お出かけ前にバッテリートラブルなどは出来るだけ避けていきたいですよね。そのためバッテリーの交換時期や寿命を知るのはとても大切なことです。
またバッテリーに寿命が来ていたとして交換する場合どのくらい費用がかかるのかも気になりますよね。
今回の記事ではバッテリーを交換する時に掛かる費用や、いつ交換すべきなのか?について詳しく解説していきたいと思います。
Contents
バッテリーの役割
車で言うバッテリーとは、主にエンジンを始動する時に使う蓄電池です。
エンジンが掛かってしまえばオルタネーターと呼ばれる部品で、始動後の電力をバッテリーを充電しながら発電しているのであまり必要ないですが、バッテリーはエンジンを始動させる時に必ず必要です。
エンジンが掛かってない状態でルームランプやエアコン、オーディオを使うときはバッテリー内部に溜まっている電気を使ってそれらを動かしています。
またエンジンコンピューターや車両の電子制御、ナビなどのバックアップ電源としてもバッテリーは使われているので、エンジン始動するほかにも電子制御をメモリーするのにもバッテリーは重要な役割があります。
バッテリーの寿命
バッテリーは乾電池同様に蓄電池です。ずっと使っているうちに乾電池が使えなくなったり弱くなったりするのと同じで、バッテリーにも寿命が存在しています。
普通のバッテリーの寿命は2年と言われています。
高性能なバッテリーだと3年間のメーカー保証がついてたりしますが、新車当時からついている純正バッテリーや高価な値段で取引されていないバッテリーの寿命は2年です。
エンジン始動する時以外のもバッテリーはバックアップ電源としての側面があるのですが、バッテリーはそのままでも電気を放電しています。これを自己放電と言い、これのせいで走行距離関係なく2年や3年毎の期間で交換したほうが良いのです。
確かに走行距離が長いとオルタネーターで充電してもらえる時間が長くなりますが、寿命もそれに応じて長くなるわけではありません。
バッテリーの交換費用
バッテリー交換費用は大きさや部品代によって変わってきます。
バッテリーのサイズが大きい車(ワンボックスカーやセダン)の場合だとバッテリーそのものの値段も高くなってしまい、作業工賃も上がってしまうことがあります。ですが基本的に作業工賃はそんなにかからないので、部品代次第になります。
バッテリーサイズもバッテリーの種類もあるのでなんとも言えないですが、作業工賃はと部品代を合わせて5000~40000円位でバッテリーを交換することが出来ます。
自分のバッテリーの種類が知りたい人はコチラの記事へ
DIYでバッテリー交換
バッテリー交換をDIYでやってしまえば作業工賃分お得に交換することが出来ます。
部品代によって価格が変わると言えど、どんなバッテリーサイズにもお店で交換する場合はそのお店の利益が部品代に上乗せされています。
自分でバッテリー交換が出来れば部品代の上乗せと作業工賃を節約することが出来ます。またバッテリーが上がってしまった際も自分で対処出来るようになるので、その点に関してもいいと思います。
ただ電気を扱う作業になるので、しっかりと作業手順を理解していないと危険であることは間違いありません。慣れてしまったり作業手順を理解せてしまえば簡単に交換できます。
バッテリーの交換手順はこんな感じです。
- エンジンが切れていることを確認
- ボンネットを開ける
- バッテリーストッパーを外す
- マイナス端子を外す
- プラス端子を外す
- バッテリーを交換
- プラス端子から逆手順でつけていく
この手順をしっかり守れば安全に作業することが出来ると思います。
作業する上での注意点や、整備士の僕が行っている方法を更に詳しく知りたい人は、次の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
今回はバッテリーの交換費用や交換タイミングについて解説しました。
車のバッテリーはそんな頻繁に交換するものでは無いものの、エンジン始動時に必ず必要なものなので、交換費用を知っておくことや交換タイミングを理解するのはとても大切なことです。
DIYでのバッテリー交換に自信がない人は修理工場やカー用品店でお願いするのが良いと思います。
今回の記事がバッテリー交換費用を知りたい人の参考になれば幸いです。