どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
最近では新車時からプライベートガラスと言って、外から見えにくいようにスモークが最初から掛かってある車があります。
ですが多くの車はオプションで取り付けたり、カー用品店などで追加でつけるはずのスモークフィルム。
スモークフィルムには色んな暗さがあり選びたい放題ですが、実は暗すぎたり、張る場所によっては車検に通らないことがあるのです。
せっかくのドレスアップなのに車検に通らなかったり、警察に止められたりするのは嫌ですよね。
そんな人のために今回の記事では、スモークフィルムが車検対応かどうかや施工に掛かる費用を解説していきたいと思います!
Contents
スモークフィルムとは?
スモークフィルムとは車の窓ガラスに張るフィルムのことで、光を通しにくくするカーフィルムのことを言います。
これを貼ることによって、社内にいる人は紫外線や太陽の光を防ぐことが出来ます。
また車外から車を見た時に窓ガラスが暗いと、中の様子が確認されなかったりとメリットがあります。
窓ガラスをスモークフィルムによって暗くすることで、車の外見の印象が変わるため、それすアップ目的で窓ガラスに貼る人も多くいます。
一般的に普及しているのは黒のカラーですが、スモークフィルムの中にはミラータイプのフィルムや中と外で色の印象が違うものなど、様々なカーフィルムが存在していて用途や好みに合わせたドレスアップが出来るようになっています。
スモークフィルムは車検対応するものとしないのがある
前述したとおり、スモークフィルムは外から車から見えにくくしたり、車内の人が紫外線や太陽光を受けずに済むなどのメリットがあります。
そのなかで車検に対応せず違法改造になってしまうのが、光の透過率が低くフロントガラスなどに張っている場合です。
フロントガラスは視界を常に確保しないといけないため、ステッカーを貼る部分を制限したり、ヒビや亀裂があると車検に通らなかったりします。
ドレスアップ目的でスモークフィルムを貼ってしまう人に多いのですが、フロントガラスと運転席、助手席の窓ガラスには原則何フィルムを貼ってはいけません。
車の窓ガラス全部にスモークを貼ることをフルスモークと呼んだりしますが、その状態では車検に適合せず違法改造になります。
フロントガラスや運転席・助手席側の窓ガラスは走行する上で大切な視野になるので、それらの窓ガラスは光の透過率(光の差し込み具合)70%以上ないといけません。
そのためスモークフィルムをフロントガラスなどに貼ってしまうとこの透過率が低くなってしまうため車検に適合しないのです。
ですが後ろのガラスなどは走行時の視界としての重要度が前に比べると低いので、透過率70%以下のスモークフィルムを貼っても車検を通すことが出来ます。
どうしてもフロントガラスからの太陽光や紫外線から見を守りたいのであれば、スモークガラスではなく色がついていないUVカットのカーフィルムも存在しているので、それを試してみても良いかもしれません。
視界の確保がしたい人はフィルムを貼らずに、フロントガラスの撥水をしたり内窓の曇り止めが効果ありです!
スモークフィルムの施工費用
スモークフィルムは貼る窓ガラスの枚数や使うスモークフィルムによって施工費用が大きく変わってきます。
特に色など気にせず一般的なスモークフィルムを車に貼るとしても、大体2万から5万くらいします。
軽自動車で後ろだけ貼るなら3面ですしガラスが小さいから安く出来ますが、三列シートなどのワンボックスカーで後ろ全てにスモークを施工するとなると5面となるため、料金が高くなってしまうのです。
また仕上がりなどに関しては技術力が大きく表れる部分なので、お店に任せたほうが安心だと思います。
窓ガラスの形状が簡単でDIYができそうでも、窓の開閉時にフィルムが剥がれて内張りにフィルムが引っかかるなんて可能性もあります。
そのためDIYでやる際は剥がれないように注意してやるようにしましょう。
まとめ
今回はスモークフィルムについて気になる部分を解説しました。
スモークフィルムは紫外線を通さなかったり、車外から車の様子が見えないなどのメリットもありますが、貼る場所や透過率が基準値を下回ると車検に通らないので気をつけなくてはなりません。
また施工では自分の車の大きさや使うスモークフィルムに応じて費用が変わってくるため、予め確認しておくことが大切です。
今回の記事がスモークフィルムについて知りたい人の参考になれば幸いです!