どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
あなたは自分の車のタイヤの空気圧チェックしてますか?
そもそも空気圧って何?チェックして意味あるの?って人が多いかも知れません。
整備士として現場で働いていても、タイヤの空気圧のことを知らないユーザーの方が結構多くいるんですよね。
基本的には定期点検のときに整備士が点検しているのですが、出来れば自分で一ヶ月に一回チェックしたほうが良いです。
なぜなら一ヶ月に一回チェックすることで、タイヤの寿命が伸びて燃費の低下を防げるからです!
またこれをすることによって、車の維持費が安くなりチェックしない人に比べて断然お得です。
さらにタイヤの空気圧をチェックすることで、タイヤの偏摩耗を防ぐことになり寿命が増えて、交換時期を遅らせることが出来るからです。
ただこれは、タイヤの空気圧を高めにすれば良いということでもないです。
今回の記事ではタイヤの空気圧の基準値や点検についてや、なぜお得になるのか?タイヤの空気圧とはなんなのか?などについて詳しく解説していきたいと思います!
Contents
タイヤの空気圧とは
タイヤの空気圧とはそのまんまの意味で、タイヤに入っている空気の圧力です。
計器を使って空気圧を見ることによって、タイヤの空気がどのくらい入っているのか測ることが出来ます。
タイヤの空気圧には車種ごとの適正値があるので注意が必要です。
タイヤの空気圧の基準値の場所
だいたい車のこの位置に空気圧の基準値が書いてあります。
空気圧のチェックをする前に自分の車のタイヤの基準値をチェックしておきましょう。
なぜ空気圧をチェックするのか?
タイヤの空気圧は何もして無くても徐々に減っていってしまいます。
そのため基準値に合わせた空気圧でも時間が経てば空気が抜けていくので、定期的なチェックが必要なのです。
月に一回程度チェックするのが頻度としては最適なので、月一回タイヤの空気圧をチェックしましょう。
タイヤの空気圧をチェックするメリット
タイヤの空気圧、基準値についてはわかったと思うのですが、わかった上でこれからチェックしようと思いますか?
正直めんどくさいですよね。w
なので、そのめんどくささを吹き飛ばすようなメリットを紹介します。
- タイヤの溝が変に減らない
- 空気が入っているタイヤで走ると燃費がいい
簡単にまとめるとこの2つです。
この2つのメリットが「空気圧チェックをする人が得をする」と言える根拠です。
詳しく解説していきます。
タイヤの溝が変に減らない
タイヤの空気圧を適正に保つことで溝が変に減ることを防げます。
タイヤは常にゴムが削れながら走っているのですが、空気圧が減っているとタイヤがプニプニになり端っこの方だけ削れていきます。(両肩摩耗)
端っこだけ削れると真ん中の溝が残っているのに交換時期が来てしまい、空気圧を適正に保って均等に溝が減っているタイヤより早く交換することになるのです。
つまり空気圧を適正に保っていた方がタイヤの寿命が長いので、その分タイヤの交換代が浮くこととなりお得なのです。
タイヤの溝はどのように減る?溝の減り方の種類や原因について解説!
空気が入っているタイヤで走ると燃費がいい
これに関してはタイヤの空気が入ってない場合で解説していきます。
タイヤの空気が適正に入っていないと、タイヤが路面に接地する面積が大きくなりすぎて転がる力に抵抗がかかります。
転がる力に抵抗がかかるので、走行する際に必要とするエンジンの力が増えその分ガソリンを消費してしまうのです。
タイヤの空気がしっかり入っているとこのような状況を防げるので、空気圧をチェックしてない人に比べて燃費がいいと考えることが出来ます。
燃費がいいとガソリン代が浮きますよね。
そのためタイヤの空気圧を入れるのはオトクなのです。
車の燃費を向上させる方法とは?走り方やタイヤ・オイルには効果あるの?
空気圧が入っていないタイヤに起きる現象
タイヤの空気圧を入れるメリットについては分かっていただけたと思います。
今度は逆にタイヤの空気圧が入っていないタイヤに起きる現象を見ていきましょう。
- 燃費が悪くなる
- 走行安定性が悪くなる
燃費に関しては先程のメリットのところで話したので省きます。
走行安定性が悪くなる
空気圧が入っていないと道路を走行したときに、道路の凹凸にハンドルを取られたりするので走行する時の安定性に欠けます。
タイヤのゴムが道路の凹凸に負けてしまうのです。
これを考えると安全性の意味からも空気圧チェックが大切だということがわかりますね。
タイヤの空気圧は高い方が良いわけではない
一ヶ月に一回の頻度でタイヤに空気を入れるのは大切なことなのですが、空気圧の基準値を気にせずに空気を入れすぎてしまう人がたまに居ます。
基準値をすこし上回る程度ならいいのですが、入れ過ぎは逆に危ないし損なのでやめましょう!
なぜやめたほうが良いのかと言うと、タイヤの空気圧を入れすぎると車が段差で跳ねてしまったり、タイヤのゴムが張って真ん中だけが摩耗してしまう中央摩耗になってしまうからです。
この中央摩耗とは空気を入れないで走った場合に起きる両肩摩耗と似ていて、タイヤの寿命を短くしてしまうので入れすぎには注意しましょう!
まとめ
今回の記事いかがだったでしょうか?
タイヤの空気圧に関しての話や、チェックすることのメリット・デメリットについて網羅的に解説できたと思っています。
最終的に僕がこの記事で伝えたいのは、月に一回タイヤの空気圧を基準値通りチェックしましょうということです。
これを行っておけばパンクなどにも気付けるし、経済的にもお得にタイヤを長く使えます。
空気圧チェックだけで安全性も経済的にもお得ならやりますよね!
ぜひ参考にしてみてください!!!