どうも、整備士のナノです。
エンジン始動してすぐの時や信号待ちの時、
車のアイドリングが安定しないことがありませんか？
それってアイドリング不調かもしれません。
アイドリング不調ではエンジンが落ちそうになったり
アクセルにエンジン回転数がついて来なくなったり
エンジンの状態が安定しません。
この症状が起きている原因の多くは
エンジンの点火系統が壊れています。
ではなぜアイドリング不調で点火系が原因なのでしょうか？
またアイドリング不調のときはどうすればいいのか？
今回の記事ではこれらの疑問に
詳しく解説を入れながら答えていきたいと思います！
アイドリング不調とは？
アイドリング不調とはエンジンの回転数がボコつくことを言います。
僕が現場で働いて居て多いのが、エンジンの掛け始めやエアコンを付けたときの
エンジン回転数の上下をアイドリング不調と勘違いしてしまうお客さん。
買ったばかりのお客さんにおおいのですが、
これはアイドリング不調ではありません。
むしろ正常です。
エンジン回転数はおおよそ1000rpmくらいが正常値です。
そのエンジンの回転数がアイドリング中や、
Dレンジに入れてすぐエンジンが停止してしまったり
アイドリングが安定しないことをアイドリング不調といいます。
アイドリング不調をおこしている車のエンジン回転数は
1000rpmより低くなっていて安定していません。
そのためドライブに入れたりアイドリングを続けていると
エンジンの回転数を維持できなくなりエンジンが止まってしまうのです。
アイドリング不調の原因
アイドリング不調の原因は点火系です。
エンジンのシリンダー内部で圧縮された混合気に
点火プラグで爆発をおこしてエンジンは動力を得ています。
この爆発するときの点火プラグ、またはそれに付随する部品が
アイドリング不調の原因になることがほとんどです。
点火プラグ劣化やイグニッションコイル不良
などによりエンジン回転数が安定しないのです。
またこれら以外にもアイドリング不調の原因はあるのですが、
ほとんどの場合が点火系統の故障になります。
そのほかの原因はコンピューターの制御がおかしくなってたり
混合気を送るスロットルボディの汚れが溜まってたりなど
色々ありますが8割方点火系統の故障ばかりです。
アイドリング不調の対処法
アイドリング不調が起きた場合の対象法は部品交換です。
コンピューターやスロットルボディが原因であれば
部品交換以外で直ったりしますが、
点火系統の場合部品を交換しないといけません。
ほとんどの場合点火系統が故障しているので
イグニッションコイルとプラグの交換となります。
プラグが新品同様であれば必要無いですが、
イグニッションコイルを交換する時は基本的に
プラグも一緒に交換します。
不調が直らなかったりすることは無いと思いますが、
一緒に交換しないと火花が上手く飛ばなかったりして
不具合が起きてしまうかもしれないからです。
また点火系統の交換はお店に任せましょう。
DIYでも出来ないことはないのですが、
エンジンに大きく関わってくる整備なので
難易度は高いと思います。
そのため修理する場合はお店にお願いしましょう。
できればちゃんとした修理工場が望ましいです。
アイドリング不調時の注意点
自分の車がアイドリング不調になってしまった時は
なるべく走行しないほうがいいです。
というのも走行中にエンジンが停止してしまったり
動かなくなってしまっては大変だからです。
アイドリング不調の度合いによっても変わりますが、
エンジンが停止してしまう可能性がある以上
走行するべきではないです。
なるべく走行を避けて、
早めに修理することをおすすめします。
まとめ
今回はアイドリング不調について解説しました。
アイドリング不調は起きる頻度が多いわけでは無いですが、
不調になってしまうと大変です。
エンジンが停止してしまう可能性もあるので、
無理に走ることはせず修理工場に持っていきましょう。
今回の記事がアイドリング不調で悩む人の参考になれば幸いです。
