どうも、整備士のナノです。
自動車業界にいるとたまに聞く整備主任者。
その整備主任者の役割ってご存知ですか?
僕は自動車の専門時代、
整備主任者と自動車検査員の違いが分かりませんでした。w
整備工場にはなくてはならない存在なのに
意外と整備主任者って知られてないんですよね。
整備士なりたての人や、整備士になる人は知っておくべきなので、
今回の記事では整備士主任者について解説していきたいと思います!
Contents
整備主任者とは?
整備主任者とは、整備工場(認証工場、指定工場)で
必ず専任しなくてはならない役職です。
整備主任者の主な役割は、
- 分解整備のチェック
- 分解整備記録簿の記入と管理
を行います。
分解整備だけの記録簿もありますが、
主に車検の記録簿や法定12ヶ月点検の
記録簿をチェックしたり記入したりします
しかし分解整備だけの認証工場は整備主任者だけでいいのですが、
車検も行う指定工場では整備主任者の別に検査員も居ないといけません。
検査員になるためには整備主任者に専任されてから、
1年経って資格試験に合格しないといけません。
検査員になるためにも整備主任者は必要なのです。
整備主任者になるには?
整備主任者になるためには、整備資格が必要です。
一級整備士か二級整備士のどちらかではないと専任できません。
資格さえ保持していればどのタイミングでも整備主任者になれますが
会社または工場長から選ばれる必要があります。
しかし選ばれるにはある程度の経験や信頼が必要です。
会社が信頼したタイミングで話が来ると思うので、
それまで仕事に打ち込みましょう。
整備主任者は給料アップするの?
整備主任者になっても給料はあがりません。
というより僕は上がりませんでした。。
整備主任者になることで給料が上がる会社があるのかもしれませんが、
なるための条件が容易なので上がらないと思います。
ですが、ゆくゆくは上がる可能性があります。
整備主任者を1年以上やっていると、
検査員の資格を受けれるようになります。
検査員は車検を通すのに大切な人材なので、
確実に給料アップが見込めます。
ですがその分難しい試験になるので、
法令や保安基準についてしっかり勉強する必要があります。
整備主任者が受ける研修
整備主任者に専任されると、
必ず受けなくてはいけない研修があります。
それが
- 整備主任者技術研修
- 整備主任者法令研修
の2つです
これらは年間を通して一回ずつ受けなくてはなりません。
研修時期は都道府県別に統括している
自動車整備振興会から連絡があります。
これを受けないと整備工場の認証や指定を外されたり、
監査が入ったり主任者を任命し直さないといけません。
そのため任命を受けた人は、
必ず研修に行くようにしましょう。
まとめ
今回の記事では整備主任者について解説しました。
整備主任者になるためには、
ある程度の経験と会社からの信頼が必要です。
給料アップこそ無いものの、
選ばれたらそれだけ評価されている
ということになるのでこれまで以上に頑張りましょう。
僕も選ばれたてから責任感が生まれて、
以前より整備に気を使う様になりましたし、
他の人の整備を確認したりするようになりました。
検査員になるためにも必要なフェーズなので、
しっかりと役割を確認して、
整備士として上を目指しましょう!
今回の記事が整備主任者について知りたい人参考になれば幸いです。