どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
最近の異常気象により台風や大雨による水害は増える一方です。
台風や大雨、洪水の影響で道路が冠水する可能性も高まってきて、車が水没する可能性も同時に上がってきています。
そんな時、カーユーザーが気にするところは自分の車が水没してしまわないのか?
水没してしまったら修理や車の保険は適応されるのか?
だと思います。
結論から言うと車両保険に入っている人ならば、水没しても保険を使うことが出来ます!
今回の記事では、そんな人のために水没した際に車の保険は適応されるのかについて解説していきたいと思います。
Contents
車の保険は2つある
まず最初にしって置かないといけないのが、車の保険には2種類あるということ。
車には自賠責保険という強制保険と、保険会社の商品である任意保険の2つがあります。
自賠責保険は車だけに限らず原動機付自転車など、車道を走るすべての車両が加入しなければならない強制保険で、国の法律によって加入が義務付けられています。
逆に任意保険は名前の通り、車の使用者が加入するかしないかを決めれる保険のことで、
保険会社の商品として多くの人が利用しています。
任意保険は強制保険の自賠責保険とは違い、法律で定められては居ないですが、車で起こす事故の被害のことなどを考えてほぼ全てのカーユーザーが任意保険に加入しています。
今回の水没時などに必要な保険は、任意保険の中の車両保険というプランに加入していなければ使用することが出来ません。
車両保険加入者は水没で保険が使える
水没時に適応される保険は車両保険というもので、任意保険加入時に入るかどうかが選択できます。
そのときに車両保険を選択していれば、水没しても安心して車の保険が使えるので、修理代や乗り換え代金に車両保険の補償料を使うことが出来ます。
ですが車両保険は任意保険の中のオプションの一部なので、誰もが必ずしも入っているわけではありません。
任意保険プランを決める時に加入するかどうか選べるのですが、車両保険に入ると毎月の保険料が多くなってしまうため、加入しない人も多いです。
任意保険の保険内容はほとんどが人や物とぶつかったときの保険なのですが、車両保険は自分の車にかける保険です。
そのため水没した時に保険を使って車を直したりするときは、この車両保険に入っているかどうかの確認が必要です。
水没時の車両保険の保証内容
車の水没や冠水には任意保険の中の車両保険を使うことが出来ます。
車が水没してしまって、車の内部に水が入り込みイヤなニオイが取れないとか、エンジン内部に水が混入してしまいエンジンが使い物にならなくなったりとか、水没による被害はたくさんあります。
そのときの車内クリーニング代やエンジン修理、または車両入替のときなどに保証金が出ます。
また修理代金が車両の保証金価格より上になってしまったら、全損扱いとしてより多くの保証金が出る場合があります。
保険を使う際の注意点
水没してしまった車をどうにかするために、車両保険を活用するのはいいのですが、注意しなくてはいけないことがあります。
それが等級と津波です。
水没など仕方のない自然災害には車両保険を適応させることができるのですが、それで車両保険を使ってしまうと保険の等級が下がってしまうことになります。
事故を起こしてしまうと3等級下がり、車両保険を使うと1等級下がっていきます。
等級が下がってしまうと、翌年の保険料の支払額が大きくなってしまったりするので車両保険を使う際には注意が必要です。
また1つ上げるためには、一年間何事も起こさないことが重要になるので、保険を使う際は覚えておくと良いです。
次に車両保険を使う際に注意しておくべきは津波による災害です。
大雨や台風、ゲリラ豪雨以外にも津波よって車両が水没してしまう可能性がありますよね。
同じ水害による水没なのですが、津波による水没は地震による影響と見なされるため、車両保険の適応外となってしまいます。
保険会社のオプションの中には津波にも適応する保険を取り扱っていることもあるかもしれませんが、基本的な車両保険にはついてこないので、保険が出るかを調べて置く必要があります。
まとめ
今回の記事では水没時に保険が適応になるかどうかについて解説しました。
車の水没には任意保険の中の車両保険が適応出来るということが分かったと思います。
保険会社さんのプランにもよりますが、水没時につかう保険とは車両保険なので、そもそも任意保険加入時に付けていないと保険は適応になりません。
保険を使う際の保証金は車の状況や掛けている保険料によって変動するのでなんともませんが、車の修理代や乗り換え費用として使う人が多いです。
ですが保険を適応してしまうと、等級が落ちて来季からの保険料が高くなってしまうデメリットもあります。
そのへんも考慮した上で、任意保険を上手く使っていきたいですよね!
今回の記事が水没時の保険について知りたい人の参考になれば幸いです。