どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
車検では国の定める保安基準に満たない車を車検に通すことが出来ません。
車検の保安基準に適合しない例はたくさんあるのですが、その中でもよくあるのがブーツ類の破れです。
特にドライブシャフトブーツは常に動いている部品で、エンジンの回転に合わせて動くのでゴムのブーツが破けやすく、車検時に交換すること珍しくありません。
ですがなぜドライブシャフトブーツが切れていると車検を通すことが出来ないのでしょうか?
今回の記事ではそんな疑問に答えていくのと同時に、原因と交換費用などについても解説していきます!
Contents
ドライブシャフトブーツとは?
ドライブシャフトブーツはエンジンとミッションからタイヤに繋がっているドライブシャフトについている部品で、シャフトの先端とベアリングを保護しています。
ドライブシャフトブーツにはインナーブーツとアウターブーツがあり、インナーブーツはエンジンやミッションなどの動力側についているシャフトブーツで、アウターブーツはタイヤ側についているシャフトブーツです。
よく切れて車検に引っかかるのはアウターブーツの方で、アウターブーツはタイヤを回す遠心力もそうですし、タイヤが段差などで上下に揺れるときにもダメージがいくため切れやすいのです。
ドライブシャフトブーツが切れる原因
ドライブシャフトブーツが切れる原因はゴム部品だからです。
ドライブシャフトブーツはゴムのブーツなので、ゴム特有の経年劣化が起きます。
経年劣化が起きてしまうとゴムにヒビや亀裂が入り、走行による遠心力などでホースバンドで止まっている部分や蛇腹の部分が切れてしまいます。
切れてしまうとグリスが漏れ出てくるので注意が必要です。
ドライブシャフトブーツが切れると車検に通らない理由
ドライブシャフトブーツが切れると車検に通りません。
それは車が安全に走ることが出来ないからです。
基本的に車検とは国が定める保安基準に適合するかしないか?で決まるのですが、その保安基準は車が最低限安全に走行できるか?を見ています。
ドライブシャフトブーツが切れていると、タイヤに動力を伝えるドライブシャフトが錆びついたり、先端部についているベアリングが固着して車が走行不能になることもあるので、ドライブシャフトブーツが切れているときには車検を取ることが出来ないのです。
ドライブシャフトブーツの交換費用
ドライブシャフトブーツはインナーブーツかアウターブーツの交換かによって、交換費用が決まりますが基本的には2万~4万円で左右セット交換することができます。
ですがブーツが切れている時間が長く中々修理をしない車だと、フロントについているベアリングが錆びていたりすることもあるため、そのような異常があるときはブーツだけの交換じゃなく、ベアリング交換も必要になってきます。
そうなると大きく作業費用が変わってくるので、よく確認して見ましょう!
費用を抑えるために自分でドライブシャフトブーツの交換をする人のために
「ジャッキアップで簡単に出来るドライブシャフトブーツ交換」の動画を作りました!
動画自体長いですが、これさえみればブーツ交換は完璧に出来るはずなので、参考にしてみてくださいね!
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まとめ
今回の記事ではドライブシャフトブーツについて解説していきました。
ドライブシャフトシャフトブーツは切れていると車検の保安基準に適応しないため、車検を通すことが出来ません。
またしっかり整備しないと車検だけに関わらず、通常の走行でもな危ないので、定期定期な点検をするようにしましょう!
今回の記事がドライブシャフトブーツについて知りたい人の参考になれば幸いです。