どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
最近の日本では温暖化などの影響から異常気象が大幅に増えています。
今までも台風や大雨などの被害はあった日本ですが、最近の日本はその被害が拡大していて、どんどん災害の被害や台風などの規模が例年を上回ってきてます。
そんな災害大国になってしまった日本では、万が一のために防災グッズを備えるのが得策でしょう。
今回解説するのはその防災グッズの一つである緊急脱出用ハンマーです。
緊急脱出用ハンマーとは水没などで車からの脱出が困難なときに使うハンマーで、シートベルトが切れるタイプのハンマーが一番災害時に役に立ちます。
またサイドガラスを割って脱出をするので、先が金属で出来たハンマーである必要があります。
今回の記事ではそんな緊急脱出用ハンマーの選び方や使い方について解説していきたいと思います!
Contents
緊急脱出用ハンマーの必要性
緊急脱出用ハンマーの必要性は昔より高まってきています。
今までは台風や大雨の影響を受けやすい河川の近くに住んでいても、床下浸水や川の増水程度で収まってきていたのですが、最近の大雨や台風はその勢いが増していてその程度では収まらなくなってきました。
最近の水害と言われる災害の時では、車が川に流されてしまうことや水が大量に押し寄せてきて車の中に閉じ込められてしまう人も居ます。
実際に2019年の台風19号では車の中に閉じ込められて、脱出することが出来なくて命を落とした人もいるくらいです。
それほど水害の被害が出てきている日本なので、カーユーザーは万が一のために緊急脱出用ハンマーを備えておく必要があるのです。
緊急脱出用ハンマーの選び方
緊急脱出用ハンマーの必要性については分かっていただけたと思いますが、実際に災害時に使えるハンマーとはなにか?という疑問が残りますよね。
緊急脱出用ハンマーを選ぶときは考えられる最悪の状況でも通用するハンマーを選ぶ必要があります。
水圧などによってドアが開かないときに使うハンマーなので、窓ガラスを割るための工夫がなされているハンマーが最適です。
そのときに注意すべきは普通のハンマーの形状ではなく、先が金属製のものを選ぶようにしましょう。
被災して大きなストレスを感じているときに、大きな力を出すことが出来ないかもしれないので、先が尖った金属製のハンマーを選んでなるべく力を必要とせずに窓ガラスを割れるようにするのが大切です。
またその脱出時には自分の体をフリーにしておく必要もあるため、万が一シートベルトのロックが外れなくても脱出出来るように、シートベルトを切る刃がついているハンマーを選ぶとなお良いでしょう。
このように緊急脱出用ハンマーを選ぶ際には、出来る限り最悪の状況を考えてそれに適応したものを選ぶようにしましょう!
ちなみに僕がオススメなのはこの緊急脱出用ハンマーで、 金属製の先端部にベルトを切る刃もついています。
また視認性のよい色のため、パニック時にも見つけやすいのも良い点だと思います。
緊急脱出用ハンマーの使い方
緊急脱出用ハンマーを使うときは災害時の本当に追い詰められたときです。
ハンマーというだけあるので「ガラスをぶっ叩いて車から脱出するのだろう」と想像することは容易いことだと思います。
ですがこの時に注意が必要です。それはガラスを叩く場所です。
車から脱出するときにフロントガラスを叩いて出ようとしてはいけません。
フロントガラスはその他のガラスと比べて、とても強固な素材で出来ていて、叩いても割れて取れるような事ありません。
どんだけ叩いてもヒビが入るだけで終わるので、脱出するときは運転席や助手席側のサイドガラスを叩くようにしましょう。
サイドガラスであれば割れやすいため脱出することが出来ます。
叩く位置も割と重要で、真ん中ではなく端っこを叩くのが好ましいです。
なぜなら真ん中は丸みを帯びているため力が分散してしまうからです。さらに真ん中を叩くと割れた時にガラスが刺さってしまうかもしれません。
それを防ぐために端っこを叩いて被害を抑えるようにしましょう。
まとめ
今回は緊急脱出用ハンマーの選び方や使い方について解説していきました。
緊急脱出用ハンマーはなるべく最悪の状況をシミュレーションして選ぶ必要があります。
- 先端部の尖りや素材(金属)
- シートベルトを切る機構
などが選ぶ基準となります。
また緊急脱出用ハンマーを使うときはフロントガラスではなく、サイドガラスの端っこを叩くようにしましょう。
万が一のときしか使用することが出来ないので、よくイメージトレーニングをして災害に備えるのが良いとも思います!