どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
車の加速が急に悪くなった。
以前と比べるとスピードの乗り方が悪い。
など車の加速やスピードに違和感をおぼえることは有りませんか?
車は様々な要因で速度が出にくくなったりします。
- エンジン内部の汚れ
- 燃料のトラブル
- 点火系の不良
- 吸排気系統の異常
- ミッショントラブル
これら5つです。
部品交換や清掃が必要な場合がほとんどですが、加速が悪いときは吹け上がりが悪い可能性もあるので、エンジンの回転数についても点検してみると良いと思います。
また異音がする場合もあるので、音にも注目して乗ると原因に近づけるかもしれません。
そんなわけで今回の記事では、エンジンの加速が悪い時の原因や対策について詳しく解説していきたいと思います!
Contents
エンジン内部の汚れ
エンジン内部の汚れで車の加速が悪くなることがあります。
これはエンジンオイルの劣化が原因だったり、内部に溜まった汚れが原因だったりするのですが、エンジンオイルの吸着しすぎた汚れや内部に溜まった汚れがエンジンの動きを鈍らせ、結果的にエンジンの性能落ちてしまうのです。
エンジンの性能が落ちると「前より加速が悪くなった?」と感じてしまうことがあるため、加速が悪くて気になった際はエンジン内部の汚れかもしれないので、オイル交換やフラッシングをしてエンジン内部の汚れを落とすようにしましょう。
燃料のトラブル
長期放置していた車やハイオク仕様なのにレギュラーをいれてしまった車は、加速が悪くなったりすることがあります。
長期放置していた車はガソリンが劣化していて、水分などを含んでしまっているため燃えにくいです。
そんな状態で車はスピードに乗ることが出来ないので、新しく給油したり燃料添加剤を入れたりする必要があります。
またハイオク仕様車なのにレギュラーを入れるとオクタン価の違いから、点火タイミング違いやスラッジなどの影響で車のスピードが出なくなることがあるので、ハイオク仕様車にはハイオクを入れるようにしましょう。
点火系の不良
スパークプラグが消耗していたり、イグニッションコードがリークしたりしているとエンジンは吹け上がりません。
ましたやアイドリングすら安定しなかったりして、エンストを起こしたりします。
これらが不良だともちろん車は速度を出すことが出来ないので、アイドリングやエンジンの回転数に異常があったときは点火系を疑うようにしましょう。
対処法は交換することしかないので、工賃や部品代などかかってしまうことになってしまいます。
それでも走らなくなるよりかはマシなので、しっかりと交換するようにしましょう!
吸排気系統の異常
吸排気系統の異常はエンジンの動きに大きく関わってくるため、車の速度にも関わってきます。
エアクリーナーが汚れていて空気をうまく取り込めない状況になると、エンジンは適切な混合気を作ることが出来なくなってしまい、エンジンは出力は下がってきてしまいます。
またマフラーに穴が空いていたり、排気漏れをしていると、その分エンジンのトルクが抜けてしまうので、力の無いエンジンになってしまいます。
そのため吸排気に異常があるとエンジンの性能が落ちて、車の加速が悪くなるのです。
対処法はエアクリーナーを交換したり、排気漏れを治すことです。
ミッショントラブル
ミッションはエンジンから動力を得てタイヤを適切な変速比で回転させている部品です。
このミッションにトラブルが有ったときは、エンジンからいくら動力を得ていてもスピードに乗ることが出来ません。
ミッションのトラブルはギヤがうまく入らなかったり、クラッチの摩耗が原因だったりなどがほとんどです。
ミッションフルードの交換しなかったりクラッチの消耗を点検しなかったりすると、このようなことになるので定期的に点検や交換をするようにしましょう。
まとめ
今回は車の加速が遅い時の原因について解説していきました。
- エンジン内部の汚れ
- 燃料のトラブル
- 点火系の不良
- 吸排気系統の異常
- ミッショントラブル
原因はこの5つであることが多く、これらは交換を伴う修理が必要なことが多いです。
ミッションの交換や併発して交換費用が高くなってしまうことがよくあるのですが、そのときは自分の車の走行距離などを加味して車の乗り換えを考えてみても良いかもしれません。
走行距離が10万キロ近い場合だと、直しても他の部分が壊れてしまったりしてしまうので、買い替えた方がお得な場合もあります。
修理代金と比較するために買取り査定に出す人も多く居ます。
少しでも気になったり試して見るといいと思います。
今回の記事が車の加速が遅い時の原因を知りたい人の参考になれば幸いです。