どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
自動車のメンテナンスで一番大切と言っても過言ではないエンジンオイル交換。
そんなエンジンオイル交換ですが、しっかりと正しい交換時期に交換しているでしょうか?
エンジンオイルは
- 半年に一回
- 5000kmに一回
の交換が交換時期です。
ですがめんどくさくてオイル交換をしていない人も多いです。
そんな人にオススメなのが「エンジンオイル上抜き法」
エンジンオイルをDIYで交換出来る商品を使えば、簡単に上抜き方で交換することが出来ます。
実際現場で整備士をしていた頃、エンジンオイルの交換が面倒くさくて「車検ごとに交換」という人もいました。
オイル交換をしなければ車のエンジンが壊れて、正常な働きが出来ません。
そこで今回は自宅で簡単にDIYエンジンオイル交換が出来る方法を詳しく解説していきます!
Contents
エンジンオイルを交換すべき理由
エンジンオイルを交換すべき理由は簡単で、エンジンが壊れないためです。
エンジンオイルは交換時期をすぎると劣化が始まります。
エンジンオイルが劣化をしてくると、エンジンオイルが本来持っている
- 各部品を潤滑する(潤滑作用)
- エンジンの汚れを取り込む(洗浄作用)
- エンジンの熱を冷却する(冷却作用)
- エンジンをサビから守る(防錆作用)
- エンジン内部の気密性を保つ(密封作用)
などの性能が低下していきます。
低下していくと特にやばいのが潤滑性能を冷却性能で、これらが失われていくと最悪の場合エンジンがオーバーヒートを起こしてしまう可能性があります。
オーバーヒートは冷却水(クーラント液)やラジエーターなども絡んでくるため、合わせて確認が必要です。
またエンジンオイルを交換しないと、エンジン内部に汚れが溜まって吹け上がり不良などのトラブルも起こり得るので、こちらにも気をつけなくてはなりません。
これらのエンジントラブルを避けるためにエンジンオイルの交換は必要なのです。
DIY初心者でも簡単にできるエンジンオイル交換
DIY初心者や面倒くさがりな人でも簡単にエンジンオイルの交換ができるのが、上抜きで交換する方法です。
通常エンジンオイルは、車体下のオイルパンについているドレーンボルトから抜いて交換します(下抜き法)
ですがこの上抜き方は、エンジンルームからレベルゲージ(オイル残量を図るもの)を抜き、そのパイプラインから上抜き専用道具でエンジンオイルを交換することが出来ます。
これであれば車の下に潜ったり車を上げなくて済むので、 DIY初心者の人でも簡単に交換することができるのです。
エンジンオイル上抜き法のメリット
エンジンオイル上抜き法でのメリットは4つあります。
- 手が汚れない
- 車をジャッキアップせずに済む
- 廃油処理がラク
- 専用道具が何回でも使える
この4つです。
ジャッキアップせずに上から専用道具で交換出来るため、手が汚れる心配はありません。
また専用道具にエンジンオイルを貯めることが出来るので、廃油処理の方法がラクです。
ただエンジンオイルはそのまま捨てることが法律で禁止されてるので、廃油処理パックや近くのガソリンスタンドで引き取って貰いましょう。
上抜き法で使う専用道具は使い捨てでは無いので、オイル交換のたびに使い回すことが可能です。
ディーラーや整備工場で点検してもらう時以外にエンジンオイルを交換するなら、何回でもDIYエンジンオイル交換することができます!
これからDIYでエンジンオイル交換をする人は買って損は無いです。
できれば廃油パックと一緒に買うと、そのまま廃油も出来るためおすすめです!
DIYでエンジンオイルを交換する時の注意点
上抜き法でエンジンオイルを交換するときは、
- しっかりとホース類が繋がっているのか?
- エンジンの熱は冷めているのか?
- 廃油パックを準備しているか?
を確認する必要があります。
また下抜き法と違うため、メーカーや車種によってはすべてのエンジンオイルを抜くことが出来ないので、エンジンオイルを入れる際は量に十分注意してください。
さらに上抜きでも下抜きでもエンジンオイルをDIYで交換したときは、正しい手順でエンジンオイルを処理しなくてはいけません。
エンジンオイルの処理については、詳しく別の記事で解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
今回の記事では、簡単なエンジンの交換方法ということで上抜き法を解説しました。
エンジンオイル交換は車のメンテナンスで一番重要です。
このエンジンオイル交換をしないとエンジントラブルなどの元になるため、注意が必要です。
上抜きオイルチェンジャーで交換をすれば、DIY初心者でも簡単にエンジンオイル交換をすることができるようになるので、使うのが良いとも思います。
また上抜き法をする場合は廃油パックも同時に買って、正しい廃油をしましょう。
今回の記事がエンジンオイル交換の簡単なやり方について知りたい人の参考になれば幸いです。