どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
車を乗っていてふとした時に気になることが多い異音。
異音には様々な種類があるのですが、エンジンルームから「カラカラ」「カタカタ」と異音が聞こえることはありませんか?
音がしていても、異音の場所や発生原因など知らないと不安ですよね。
これらエンジンルームからの異音というのは、
- 音が大きい
- 異音が出続けている
この2つの状況に近いほど危険で、最悪エンジンの載せ替えや車の買い替えになってしまう可能性もあります。
故障して価値がつかなくなる前に、査定して乗り換えるのも一つの選択肢です。
楽天の愛車一括査定!
さらに成約したら楽天ポイント1500円分ゲット‼
そんな人のために今回の記事では、エンジンルームから聞こえてくる「カラカラ」「カタカタ」という異音について解説したいと思います!
Contents
エンジンルームから出る異音(カラカラ・カタカタ)
エンジンルームから出る異音は音の種類によって、発生している場所が大体わかります。
また発生場所が特定出来てしまえばある程度の原因も掴めてくるので、発生場所と原因について解説していきます。
エンジンルームから出るカラカラ異音の発生場所と原因
エンジンルームから音が出てくるカラカラ異音は、エンジン本体から出ています。
この異音はエンジン内部のバルブやイミングチェーンのクリアランス(隙間)が開いている状態の金属接触音です。
隙間が空いているためエンジンが発生させる動力により、金属同士が接触してしまうのです。
金属同士が接触しているということは、エンジン内部の部品がどんどん削れていっています。
最悪の場合エンジン内部で削れた金属粉が原因でエンジンが動かなくなることも考えられるので、早めに対処するしかありません。
エンジンルームから出るカタカタ異音の発生場所と原因
エンジンルームから出ているカタカタ異音は、エンジンについている補機類からでています。
- オルタネーター
- エアコンコンプレッサー
- パワーステアリングポンプ
などの補機類は、クランクプーリーの動力をベルトを介して繋がることでそれぞれの役割を果たしています。
カタカタと異音が鳴るときは、それらをつなぐベルトがかかっている所のプーリーにガタが来ています。
そのためベルトの回転にプーリーが負けてしまい、カタカタと音が発生してしまうのです。
エンジンからキュルキュル音?それってベルト鳴きかも?鳴き止めは逆効果!?
エンジン内部の異音(カラカラ)の対処法
エンジン内部からカラカラと異音がなる場合は、バルブやタイミングチェーンのクリアランスが原因でした。
始動直後でエンジンが冷えている時だけに、このカラカラ音が発生する場合には問題はありません。
なぜなら元々バルブやタイミングチェーンには過度な接触を避けるようにクリアランスが設けられていて、そのクリアランスはエンジンが暖気(温まった時)にちょうどよくなるように設計されています。
そのためエンジンが冷えているときのクリアランスは、熱膨張する前のクリアランスなので少し多めにクリアランスを取っているのです。
なのでエンジンが冷えている時に異音が発生してしまうのは、仕方ないことなのです。
ですがエンジンが温まっているのに、ずっとカタカタなっている場合は危険です。
それらはエンジンオイル不足が故に起こる金属接触で、この金属がぶつかり合うことでさらにクリアランスが増えて音が大きくなります。
そのためカラカラ異音が激しい場合や、ずっと鳴る場合はオイルの量を確かめてオイルを継ぎ足すのが良いです。
またオイルが不足しているとオイルの警告灯がついて知らせてくれるので、それを見てみるのも一つかもしれません。
ただ整備士的には一度傷ついてしまったエンジンは、壊れて動かなくなってしまうことも考えられます。
エンジンブローして車に価値がつかなくなってしまう前に楽天の愛車一括査定!をして、乗り換えを検討してみるのが良いと思います。
補機類のプーリーによる異音(カタカタ)の対処法
補機類のプーリーがエンジンルームでカタカタと異音を上げていたら交換するしか対処法はありません。
クランクプーリーはそれだけで交換できますが、エアコンコンプレッサーやオルタネーターはプーリーと部品が一体になっているため、部品ごと交換しなくてはいけません。
工賃は高くなってしまうのですが、これら補機類のプーリーが壊れてしまうと、エアコンが効かなくなったりバッテリーが充電されずにエンジン始動不可になってしまいます。
それを防ぐ為にもカタカタ異音が発生したら交換するしか無いのです。
車の車検・点検、オイル交換、修理・板金・塗装、パーツの持込み取付などができる
【グーピット】
エンジンルームから異音(カラカラ・カタカタ)まとめ
今回はエンジンルームから聞こえてくる異音について解説しました。
基本的にエンジンルームから異音が聞こえてくるのは、異常である可能性が高いので、音が出てきた時点ですぐに車を点検に出すのがいいです。
早めに見つかればそれだけ早く対処することができ、エンジンが壊れて事故になったり大事な時に車が動かないなどと言ったトラブルを防ぐことができます。
僕的にはエンジンルームから異音が出てきたら点検するというよりかは、やはり定期的な点検をして車の状況を知ることが大切だと思います。
ただ定期的な点検をしていてもエンジンからの異音がでてしまうため仕方有りません。
もし長年乗っていて距離も多いのであれば、エンジンからの異音を期に乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
楽天の愛車一括査定!
成約で楽天ポイントプレゼント‼
異音が出る出ないに関わらずなるべく定期的な点検をして、安全に車に乗りましょう!
今回の記事がエンジンルーム異音に悩む人の参考になれば幸いです。
車の左上のステッカーって何?実は法定12ヶ月点検の期間を表していた!