どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
今となってはほとんどの車についているアイドリングストップ。
アイドリングストップは急に普及しただけあって、
- どんな効果があるのか?
- なぜアイドリングストップをする必要があるのか?
- 今までの車と何が違うのか?
など疑問が尽きないと思います。
そんな人の為に今回の記事では、アイドリングストップの効果やアイドリングストップ車の注意点について、整備士の僕が解説していきたいと思います!
Contents
アイドリングストップとは?
アイドリングストップとは、赤信号で止まった時などに一時的にエンジンを停止させる機能です。
エンジンは掛かっているけど、走行せず止まっている状態をアイドリングといいます。
赤信号で止まった時などはアイドリング状態なので、それを停止させる機能をアイドリングストップといいます。
アイドリングストップはDレンジに入っていてブレーキを踏んでいる状態のときに作動します。
路側帯で停車しているときや信号待ちの時にパーキングに入れてしまうとアイドリングストップしないので注意しましょう。
またアイドリングストップは毎回作動するわけでは無く、一定の走行距離を走らないとアイドリングストップが出来ないので、渋滞時では止まった最初の1回しかアイドリングストップしません。
使えるタイミングが限られていますが、信号待ちしている時間は結構長いので大きなメリットがあると思います。
アイドリングストップのメリット
最近の車にアイドリングストップが採用されているのには
3つの大きな理由があります。
- 環境への配慮
- 燃費向上
- 騒音防止
アイドリングストップを搭載することによって、これら3つの効果が得られるので最近普及しているのです。
環境への配慮
アイドリングストップは停車時のアイドリングを止めるので、
搭載されてない車よりエンジンが動いていません。
そのためエンジンから出る排気ガスが少なくなり環境に優しいのです。
ハイブリット車も同様に電気を使うことでエンジンの排気ガスを低減しています。
燃費向上
アイドリングストップの作動からも分かるように、アイドリングストップを搭載している車は普通の車と比べてエンジンが掛かっている時間が短いです。
その分無駄な燃料をエンジンが使わないので、燃料の節約となり燃費が向上するのです。
アイドリング状態10分間を削ることでガソリン約100ccの節約になります。
車種によってはメーターにアイドリングストップ時間や、節約燃料が出る車もあるので参考にしてみてください。
騒音防止
車のエンジンが掛かっている状態だと、エンジン音や排気ガスの音は常にでています。
アイドリングストップを搭載している車だと、信号停車時のエンジン音と排気ガスの音が消せるので騒音防止になります。
アイドリングストップのデメリット
アイドリングストップ搭載車を乗る上で、一番気をつけるべきなのはバッテリーです。
普通の車と違い、アイドリングストップが搭載されている車はエンジンのON・OFFが多いです。
バッテリーはエンジンのON時のセルモーターを回す時に一番電気を使います。
そのためついているバッテリーはアイドリングストップ専用のバッテリーで無くてはありません。
それ専用のバッテリーなので普通のバッテリーと比べて、部品代が高くついてしまい交換する際のコストが高くなってしまうので注意が必要です。
また専用のバッテリーであっても消費電力が大きいため、バッテリー上がりを起こしやすいです。それも注意しなければなりません。
まとめ
今回はアイドリングストップについて解説してみました。
アイドリングストップ搭載車が最近増えているのは
- 燃費の向上
- 環境に優しい
- 騒音の低減
などのメリットがあるからです。
アイドリングストップをする分バッテリー消費が早かったり、コストが高かったりしてしまうデメリットもありますが、メリットの方がでかい個人的には思っています。
また人によっては運転しずらいと感じる人もいるみたいなので、最近の車を買うときは試運転などしてみると良いと思います。
今回の記事がアイドリングストップについて知りたい人参考になれば幸いです。