どうも、整備士のナノ(@nanoj5512)です。
車に乗るときに欠かせないのがカーエアコン。
車内を適正な温度に保つために、夏でも冬でも使っている人は多いと思います。
特に寒い冬なんて、手がかじかんでしまったりしてハンドル操作に影響がでるため、かかせないですよね。
ですがそのカーエアコンで一番気になるのが燃費ではないですか?
快適に車に乗るために必須の空調ですが、燃費のことを考えると節約したい人が多いです。
実際冬のカーエアコンで使う暖房は、エアコンのボタンをオフにしていても車内は暖かくなるため不要です。
エアコンが付いていなければ燃費は向上するため、冬のであれば燃費を向上させることが出来るのです。
そんな冬のカーエアコンについて、今回の記事では詳しく解説していきたいと思います!
Contents
寒いときに使う暖房はエアコンをOFFで燃費向上
車のエアコンは車内で快適に過ごすためについていますが、冬の寒い時期にはエアコン(ACボタン)を使う必要はありません。
エアコンを入れずに車を温める方法があり、これをすることで冬の走行時の燃費はエアコンを使ってない分だけ向上します。
その方法が送風。
これはエアコンのスイッチを入れずに、ブロアファン(風を送るところ)だけ回す方法で、普通にエアコンの風量を設定するだけで使用する事ができます。
エアコンの設定を内気循環にして、ファンを回す(送風)とエンジンの熱が車内に入ってくるため、その熱で車内を暖める事ができるのです。
エンジンルームからの熱気なので少し汚く感じると思いますが、そこはエアコンフィルターがついているので安心できます。
エアコンを使わなくて燃費が向上する理由
冬の寒いときにエアコンのスイッチを切ってもいい理由は、車内をエンジンの熱で温めることが出来るからです。
一般的に設定温度を上げてエアコンの暖房を使いますが、その時にエアコンが使用しているのもエンジンの熱なのです。
エンジンの熱により温められた冷却水をヒートシンクと呼ばれる、熱を循環させる部品に流し込み、そこに風を当てることでエアコン使用時にの暖房は動いています。
この冷却水をヒートシンクに流すときや、設定温度になるようにする制御ときにエアコンの電力及びエンジンの動力を使うことになり、燃費が悪化するのです。
エアコンのスイッチをオフにして、その制御を無くして内気循環の送風だけにすれば、エンジンの熱(エンジンルームの熱)をそのまま車内に送風する形になるので、エアコンを使いません。
そのためエアコン使用時より、燃費が向上するのです。
ただこれをするとエアコンの除湿効果をつかえないため、窓が曇りやすくなってしまうのでそのときはエアコンを使用したほうがいいです。
まとめ
今回は冬のエアコンの使用状況によって燃費が変わることを解説しました。
季節や時期に関わらず、車に乗ると燃費が気になってしまうのは仕方ないです。
エンジンオイルを交換したり、適切なメンテナンスをすることで燃費が変わることも大いにあるのですが、今回のエアコンのような豆知識で燃費が変わることもあります。
そのためこういったことを知っておくのは大切です。
燃費向上方法はまだまだあるので、更に追求したい人は下に記事を参考にしてみてください。
今回の記事が冬のエアコン使用での燃費について知りたい人の参考になれば幸いです。